OMATSURI

はてなダイアリー「空には月と星があった」と統合しました。以前exciteで書いてたブログタイトルにしてみました。

大イチョウ 移植の幹「90%根付く」

で大銀杏な話。続報ですね

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20100314-OYT8T00335.htm

日経かなんかの新聞では
クローン作って再生させるとか書いてありましたが
きちんと
樹木本来の生命力と
自然な次世代への移行と
両方試みるようですね。

銀杏なんだからいっぱい根元から新しい芽が出るでしょうー
クローンなんてもっての他

無事、どちらかが成功しますように〜

しかし、どう転んでもあの見事な銀杏は千年後ですね^^;

以下コピペ-----

 強風で倒れた鶴岡八幡宮鎌倉市雪ノ下)の大イチョウは13日、根元部分が上部と切り離され、本格的な移植作業が始まった。作業を指導している東京農業大の浜野周泰教授(造園樹木学)は記者会見で、移植した幹が根付く可能性について、「12日時点で、90%は見込めると判断した」と説明した。移植作業は15日にも一段落し、移植されたイチョウが公開される見通し。

 11日に始まった移植作業はこの日が2日目。午前11時45分頃、まず根元部分約4メートルと、さらに上の部分の幹をチェーンソーで切断した。浜野教授らが根元部分の状況を確認する一方、数メートル離れた移植場所で掘削・整備作業が進められた。周りは幕で囲まれているが、多くの参拝客が足を止め、わずかに見える作業の様子を見守った。

 浜野教授の説明によると、大イチョウは、直径30〜50センチの5本の大きな根で幹を支えていたが、今回の倒壊で5本すべてが切れたが、幹の根元部分の周囲には、細い根が多数残っていた。残った根が養分を吸い上げられる力に合わせて、移植する部分の大きさを決めたという浜野教授は「幹があまり養分を必要としない寒い季節に倒れたのが、不幸中の幸いだった」と語った。しかし、移植に温暖な気候は悪条件で、浜野教授は「高温、乾燥が続くと、日よけや散水などを行っても、根付く確率は落ちていく」と、楽観はできない状況であることも説明した。

 14日以降の移植作業は、根を十分に殺菌したり、植える地面の水はけを良くしたりして根腐れを防ぎ、慎重に植え付けを行う予定。順調に根付いたかどうかを判断するには、これから約2年間、様子を見る必要があるという。

 一方、地面に残った根から、若い茎「ひこばえ」が伸びる期待もある。こうした茎は、失われた元の幹に代わって太く育つことがあり、すでに昨年伸びた若い茎も数本あるという。浜野教授は「ひこばえを数本残して、10年ほど様子を見ながら、育ちの良いものに集約して行くことになるだろう」と話した。

 浜野教授の説明を聞いて、同八幡宮では「力強い話をいただいた」(国生護衛禰宜(ねぎ))とし、大イチョウの再生を今後、〈1〉元の幹の移植再生〈2〉地中に残った根から新たに出る茎(ひこばえ)の育成〈3〉挿し木等による増殖――の3通りの方法で進める方針。この日、切断した上部の幹は外部に出さずに保存して、調査・研究に生かす一方、枝については現在、県自然環境保全センター(厚木市)に提供して挿し木を試みているという。

(2010年3月14日 読売新聞)