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はてなダイアリー「空には月と星があった」と統合しました。以前exciteで書いてたブログタイトルにしてみました。

ころもがわ神楽まつり--感想--

7日の神楽まつりの感想です。
せっかく時間が取れた!カメラ!
いや待てよ、レポートがたくさんあったな
どうせ明日も雨だしカメラはいいや〜ポイ(゜-゜)

国民宿舎サンホテル衣川荘で行われた神楽まつりですが、0845〜1600くらいの開催時間でした。
大体早く始まって、遅く終わると、見ている分にはおいしいのであります。

最初は「寄せ太鼓」共演
朝一番ですから、ちょっと声の足りてない感じもしましたが、いつものようでした^^

そして開会の言葉と祝辞といろいろ。
最初に神楽歌が唄われて、神楽まつりが始まります。寄せ太鼓は客寄せのための「始まりの合図」になります。
衣川は奥州市なので市長さんから祝辞が届き、それを区長さんが読んでいました。
そのほか議員さんが3人ほど来ていました。市議会だったっけ?区議会だったかな?
大体来賓の方々は昼ごはんが終わると帰るんですけども、この区長さんは最後までじ〜〜〜っくり神楽を見ていました・
かなり好感が持てましたよ♪


恒例で一番最初の演目は「みかぐら」衣川小学校の6年生の有志が踊ります。
大森神楽保存会が出向いて教えているそうですが、
だんだんと崩れていっているように感じてなりませんでした・
最初に見たときはどうだったかなぁ子供が踊っていたかどうか覚えてませんが
一度大人たちが踊っていたのは覚えています。
「衣川小学校の6年生」が踊るようになってから、練習不足なのか、イマイチな気がします・
こどもの「みかぐら」は本当に跳ねて跳ねて跳ねて!の踊りを最初に見まして。
高校生ですが実際に子供のぴょんぴょんのみかぐらを見て一緒に踊っていたこともあるので
今年のすり足のようなみかぐらには「唖然」とせざるを得ませんTxT
あんまり無理させると親も怒るんだろうし、回数もそんなに習っていないんだろうなぁと思いますが
一通りできるのは通過点として、きっちり踊っているみかぐらが見たいなぁと思うのでした。
みかぐらの後校長先生の話があって「鳥兜」を地域の人と作りましたよ!と報告していました・
この地域の芸能は神楽だけではないので、いろいろと「学校」で「神楽を教える」と言うのは問題含みな部分があるようですから
地域の人と協力できたのは「良かったなぁ〜」と素直に思います^^

午前中は「神楽競演」とのことでそれぞれの団体で個別の演目を披露します。
最初は「大原神楽」で「三番叟」
三番叟が見られるとは!!!!!
と言うことで大喜びでした・
行きがけに車の中で見たDVDにも三番叟があって2つ見ましたが、それと比べると動きに切れがなくて物足りなくはありましたが
三番叟の面白い所は表現されていましたし、とにかくやってくれるだけでも大変貴重だと思いました。
面がやっぱり面白いですね。黒い翁^^

2番目は「大森神楽」で「五代龍」
季節の神様のお話で、神楽大会で優勝なんて貰っちゃってる演目ですが
今回は若い衆たちが踊っていました!
うわーほとんど高校生だよーーー
すごいー
姫役の娘はすごいですね。女舞と言うことで台詞なんかも無理なく言えたのでしょうけども
なかなか良かったと思います。
四方の神様方は台詞の部分がちょっとね。まだ若いよね
って感じですが動きはいい感じでした
こりゃすごいです・
神様方は荒面ですから、この発声が難しいのはよーーーく分かってますので(自分が現在練習中)
何も言いません。むしろ良かったくらいです
一人荒舞の上手い舞人が混ざっていたので、若い衆の声の高いのが気になったのかな?
今後も期待ですね^^
ってこの子達、結構前に練習に行ったときに教えてもらった子・・・たちの一部なんだろうかな?
すごいなぁ〜〜〜〜

3番目は「川内神楽」で「火火出見(海幸・山幸)」
やったーーー!来たぁ〜〜〜〜
と大喜びのこの演目。動きが大好きなのです。
しかも川内神楽
私は川内神楽の胴取さんの声が大好きなのです〜〜〜
てか、この方の「彦火火出見尊」もかっこいい!
きっとしっかり伝授されていると思って、わくわくと鑑賞しました・
舞人は大森神楽の人も混ざっての舞になりました。
火照命の狩のシーンもいのししが出てきたりして面白く
豊玉姫も出てきたし、姫と出会うまでの話はフルで見られたです。
良かった♪良かった♪
川内の若人面が好きなんだよねー
良かったよかった♪

4番目は「川東神楽」で「曽我兄弟」
よく見る演目だったので、前半席を外していましたが
後半母親と弟との掛け合いなどホロリとさせられるなど流石の18番でした・
解説では兄弟があだ討ち後捕まって〜うんちゃら
と話をしていましたが、今回解説が酷い間違いだらけで^^;
なんとなく。長々と話しているのを聞くのは苦痛でありましたーー;

昼も過ぎまして
ここで飛び入り
東京民族舞踊教育研究会による「みかぐら」

川内神楽による「狂言」です。
民舞研に関しては
そーなのかーーーーって感じには興味深く見させていただきました・
太鼓の拍子が今までに聞いたことのないところで止まるので
気持ち悪かったですが、とても熱心な先生で長年やってきている方なんだそうなので
そういう叩き方もあるんだろうと思いました。
太鼓に関してはそれぞれなのであきらかに「南部神楽」ではない、と言うの以外は「良いんじゃないか」って感じみたいですね・
もちろん。それぞれに「こうした方が良いんじゃないか?」って言い分はあるでしょうけども。
そのうち民舞研に関しては練習に参加させてもらえる機会があるといいなぁ〜と思っています。

狂言」大爆笑でした
火火出見で翁をやった方と火照命をやった方が道化で出てきて、胴取と掛け合っていたんですが
まぁ〜面白い。素のままを知っている人からすると「まんまじゃん」になるそうですが
面白いのだから良い!
中間でしっかり笑って腹筋使って、良い体ほぐしになりました・
82になるのかな?車椅子の中隊長
来年は大隊長だそうですw
話は軍隊とは全然関係ありません♪
釣りに来た夫婦で、餌を撒いて魚を釣る
お菓子を撒いて子供が拾いに来る♪←面白要素
鯛とか、鰹とか釣れてしまう北上川
狂言ですので、もろに地元語ですから、多少聞き取れない部分もありましたが、また来年もお願いします〜


後半は創作神楽「夏草の賦」
えーまたですかー
って感じに不満ですが。まぁ仕方ないです。
たしか去年もだったと思うんですが、前回と同じ人が同じ役をやっているとかもあるので、その辺楽しみに・・・
シナリオ的には第一場と第三場はそれなりに動きもあるしおもしろいとは思うんですが。
基本的にしゃべっているだけなので構成不足です。
今回解説を間違えまくっていた人が原作者なので「そうなのかやっぱり神楽素人が作ったんだ」と認識をせざるを得ませんでした
残念TxT
衣川には伝統的な合戦物は伝わっていないんでしょうかね?

第一場「忠衡最後の場」川内神楽
えー全く同じ人がやっていました。前回も忠衡はばっちりだったし、今回もカッコよかったですが
国衡が変わりました
声がちゃんと男になったと思います。
このとこと女舞が多かった所為か前回は声の高さや柔らかさが気になったのですが、しっかり若人になって来ました。
国衡のイメージからするともうちょっと低い方が良いんですが・・・まぁ面は若人なので基本は高い声なんですよね。
いろいろと問題のある第一場のようですが、しっかり覚えていたので「お♪」と思いました・
泰衡は・・前回のままでしたね・この方こそもうちょっと男を演ってるって意識があっても良いんじゃないかなぁと思いますが
まぁ、ちょっとだけだし
泰衡は貴公子なので^^これもまた、いいかなと思います。

第二場「菊の滝歌合せの場」大原神楽
これはせっかく「義経の出る演目」なんですが
面白くないので(爆)お土産を買ってました(爆)
ちょっとだけ見ましたが・・・奥方としゃべっているだけなのでいまいち^^;
これは、台本のせいなので仕方ありません・

第三場「弁慶立ち往生の場」川東神楽
有名な話ではありまして、まさにその場面であります。
弁慶を演じている人が凄いんです。
弁慶を終えた後、すぐに笛に入るのです。
最初から最後までフルに出ているわけではないんでうsが主役ですので、一通り舞い終えて
息も上がっているのに笛とはーー;
本当に体には気をつけてくださいねーって感じでした・
弁慶に矢が刺さる様子の表現はうまく出来ているんで、見所ではあると思います。

第四場「頼朝懺悔の場」大森神楽
最後に崩し舞を入れるがためにこの主従が話をしているだけの演目を大森神楽がやっているようなものらしいのですが
話としては畠山重忠と頼朝が話しているだけ
そこに、討ち取られた泰衡の首が届き、平泉の平安を祈るってだけです。
荒崩しは若い衆たちが出てきて踊りましたので元気一杯でした!
翁面も出ていたけど・・・この話に翁は出てこないなぁ〜なんて思いつつ^^;
最後を締めくくりました・


ほぼ前半だけで見たいものが終わってしまったのですが、楽しい時間をすごせました〜

また来年です!